助成金・補助金の活用について
「助成金」と「補助金」ってなんか聞いたことあるけど同じじゃないの??
という声を最近よく耳にします。
かくいう僕自身も今の仕事をやるまでは違いどころか聞いたことすらありませんでした。
実際全く違うし、もしかしたらこの記事を読んでいただいている読者の皆さんの会社でも活用できるものあるかもしれませんので、この機会に興味を持ってもらえると幸いです。
助成金と補助金の違いは??
まず目的が大きく違っており、助成金は主に新規雇用の創出や高齢者の雇用安定を目的としているのに対し、補助金は国の政策目標を達成するためにその事業の実施サポートをすることを目的としております。
また財源も違っており、助成金は主に事業主から支払われている「雇用保険料」から拠出されているのに対し、補助金は主に国民から徴収されている税金から拠出されているのも大きな違いの一つです。
最後にここが混同されていることが多い印象ですが、助成金は受給要件を満たしていれば公募案件内であれば基本的に誰でも受け取れるのに対し、補助金は申請のあった企業の中から審査を行い支給対象を決定することです。
なので「助成金って審査があって受け取りにくいんじゃないの?」といった形で勘違いされる方もいらっしゃるみたいですね
実際にどんな助成金・補助金があるの??
助成金
・従業員の雇用維持を図る場合の助成金
・離職者の円滑な雇用移動を図る場合の助成金
・従業員を新たに受け入れる場合の助成金
などこの他にも職業能力の向上を図るものや起業をする場合など厚生労働省管轄のものだけでも50種類以上あります。
補助金
・事業承継に関わる補助金
・海外をはじめとした販路拡大に関する補助金
・下請中小/小規模企業の自立に関する補助金
など数え切れないくらいあります。
助成金については「厚生労働省」、補助金については「経済産業省」のHPをご覧いただくとそれぞれどんなものがあるのか参考になりますので参照ください。
助成金・補助金の種類によっては 消化率100%に届いていないものもあり、需給対象なのに申請していないだけという企業も多くあるようです。
知らなかったり、知ってるけどめんどくさそうというところもありますが、場合によっては数百万円〜数千万円単での受給になるものもありますし、基本的に「返済義務がないもの」となるのでもったいないというのが個人的な意見です。
まずは周りで活用したことある人や詳しい人に聞いてみたりしてみてはいかがでしょうか?