なかしょ〜のブログ

フリーコンサルタントが感じたことを呟いていきます。中小企業診断士勉強中。

もしかすると事業承継への一歩??

ファーストリテイリングの人事に大きな動きがありましたね。

しかもそれが創業者である柳井さんの長男と次男が取締役に参画するというもの。

これは今後の動きが気になるところです。

 

仮にこれが事業承継への布石としたら今後の動きは要チェックですね!

 

 

 

 事業承継とは?

事業承継とは簡単に言うと会社の引継ぎです。

というと軽く聞こえますが、その事業承継がうまくいかないばかりに承継後に経営が立ちゆかなくなって廃業へと追い込まれることもあるくらいなのでいかに重要なことか伺えると思います。

 

承継の方法は?

一言に承継と言っても方法としてはいくつかあります。

ここでは代表的なものをピックアップいたします。

  1. 親族内承継
  2. 役員・従業員による承継
  3. 三者による承継

 

1.親族内承継

社長の子供をはじめとした親族に引き継がせるのがこの親族内承継と呼ばれる方法です。

承継と聞くとこの方法を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

 

2.役員・従業員による承継

先ほどが社長の親族による承継であったのに対し、これは役員や従業員といった社長の親族外に引き継がせる方法となります。

 

3.第三者による承継

上記2つとも異なるのがこの方法です。第三者、つまり社外にM&Aや売却で引き継ぐことですね。

最近ではM&Aも以前に比べて活発になってきており、事業承継にこの方法を選択する会社も増えてきているみたいです。

 

事業承継にはどんな課題がある?

いずれの方法にもメリット・デメリットがあるので一概にどの方法がいいということはありません。

しかし、どの方法をとるにしても共通で言えるのは「時間」がかかることです。

本来であれば5年〜10年はかけなければいけないと言われている分野であるにも関わらず、社長が高齢になったなど承継が必要になった時に初めて承継の重要さに気づく会社が多いです。

事業承継に対しての危機感が持たれていないことがこの分野全体での課題でもあります。

 

これはあくまでも僕個人の仮説ですが、今回のファーストリテイリングの人事は今後の親族内承継を見据えた人事だと思っております。

社内実務はもちろん柳井さんのリーダーシップなどの暗黙知をここで引き継いで改めてバトンタッチをしていくのではないでしょうか?

 

いずれにせよ今後のファーストリテイリングの動きは要チェックですね!