どこまで続く居酒屋の一人負け
外食産業の中で「居酒屋」の一人負けが顕著になっている。
外食産業全体としては右肩の傾向で、19ヶ月連続で前年同月比100%を超えてきている。
そんな中で居酒屋・パブについては3ヶ月連続でのマイナス傾向とのことである。
一方で倒産件数に目を向けると2017年の外食産業の倒産件数は過去最多の過去最多となっている。
その中でも酒場・ビアホールが構成比として最大となっている。
もともと廃業率の高い領域ではあるがここまで顕著なのは理由があるようです。
原因の一つと考えられているのが酒税法の改正である。
酒類の仕入れ価格が上昇し、それに耐えきれなくなった飲食店が倒産に繋がっているという見方である。
現に大手の鳥貴族でも昨年値上げを実施し話題となってましたね。
いい時と悪いときがあるのは当然ではあるがやはり先を見越した対応ができるのか?
ここが大きいと個人的には考えております。
どうしても仕入れ側である小売業や飲食業は川上での対応後でのアクションになるので後手に回ってしまいます。
けどそれだとよっぽどのスケールメリットでもない限り厳しいのは目に見えております。
だったら、先に値上げを敢行しそれに見合った付加価値は何ができるか?
そういった動きができればデフレの状況でも継続していける可能性は1%でも上がると思います。
酒税は段階的に上げていく予定なのでこの先まだ環境の変化が起こります。
先手先手での対応ができるようなサポートを意識できる中小企業診断士になります!!