堂島ロールが勝訴 類似品をめぐる訴訟

また商標権に関する記事が出てきましたね。

今回は大阪で有名な「堂島ロール」の類似品に関する訴訟で堂島ロールが勝訴したという内容でした。

堂島ロールが類似品に訴えていたのは「商標権の侵害」

商標権ってよく聞くけど、今一具体的に何を指すのかわからなくないですか？

簡単にいうと、商品の「名前」や「マーク」を守る制度です。

というのも、名前やマークというのは消費者にとって「安心」や「信頼」を表すものが少なくありません。

そういった安心や信頼というのは企業が積み重ねていったことで作り出したものです。

仮にですが、そういった名前やマークを真似て品質の悪いものを出されるとどうですか？

消費者にはもちろん、大元の企業にとっても大きな損害ですよね？

そういったことが起きることを防ぐための制度です。

今回の訴訟で、訴えられていた企業は約6,900万円の支払いを命じられたそうです。

中には半ば故意にそういった類似品を出す企業もあるかもしれませんが、一番怖いのは知らずに出していて、結果として訴えられることだと思います。

企業が事業を展開するにあたって、競合の研究がいかに大事かをこの支払い金額が示していると思います。

また、いかに他社に真似されないよう守ることが大事かと改めて思い知らされる事例となりましたね。